第13章 その他の領域 / I. 心療内科
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Question
問題 1452 神経性食思不振症でみられる症状はどれか。
  1. 1月経過多不正解
  2. 2下痢不正解
  3. 3抑うつ正解!
  4. 4高体温不正解
Explanation
解説
1. [誤り]神経性食欲不振症(神経性やせ症)では栄養不良と著しい低体重により、視床下部-下垂体-卵巣系の機能が低下し、エストロゲン分泌が減少して無月経となる。月経過多ではなく、むしろ月経が全くこなくなる。無月経は診断基準の一つでもある。
2. [誤り]食事摂取量の著しい減少により消化管機能が低下し、腸管運動が緩慢となるため便秘が生じる。下痢ではない。また、低栄養により腸管粘膜の萎縮も起こる。便秘は神経性食欲不振症の典型的な身体症状の一つである。
3. [正解]神経性食欲不振症では抑うつ状態がしばしばみられる。やせ願望や肥満恐怖といった精神症状に加え、抑うつ気分、不安、焦燥感、不登校などの精神症状を伴うことが多い。低栄養自体も抑うつ状態を悪化させる要因となる。
4. [誤り]神経性食欲不振症では基礎代謝が低下し、体温調節機能が障害されるため低体温となる。高体温ではない。36℃を下回ることもあり、寒がりになる。その他、徐脈、低血圧、産毛増加なども低代謝の徴候である。
Key Points
ポイント
  • 神経性食欲不振症の身体症状は低栄養・飢餓状態による変化として理解できる。無月経、便秘、低体温、徐脈、低血圧、皮膚乾燥、産毛増加、骨粗鬆症などが特徴的である。
  • 精神症状として、やせ願望、肥満恐怖、身体像の歪み(実際はやせているのに太っていると感じる)に加え、抑うつ状態を伴うことが多い。
  • 重要用語: 神経性食欲不振症, 抑うつ, 無月経, 低体温, 便秘, やせ願望 を正確に理解しておくこと。
症状神経性食欲不振症原因
精神症状抑うつ、不安、やせ願望心理社会的要因
月経異常無月経エストロゲン低下
消化器症状便秘腸管運動低下
体温低体温基礎代謝低下
循環器症状徐脈、低血圧代謝低下
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