1. [誤り]神経性食欲不振症(神経性やせ症)では栄養不良と著しい低体重により、視床下部-下垂体-卵巣系の機能が低下し、エストロゲン分泌が減少して無月経となる。月経過多ではなく、むしろ月経が全くこなくなる。無月経は診断基準の一つでもある。
2. [誤り]食事摂取量の著しい減少により消化管機能が低下し、腸管運動が緩慢となるため便秘が生じる。下痢ではない。また、低栄養により腸管粘膜の萎縮も起こる。便秘は神経性食欲不振症の典型的な身体症状の一つである。
3. [正解]神経性食欲不振症では抑うつ状態がしばしばみられる。やせ願望や肥満恐怖といった精神症状に加え、抑うつ気分、不安、焦燥感、不登校などの精神症状を伴うことが多い。低栄養自体も抑うつ状態を悪化させる要因となる。
4. [誤り]神経性食欲不振症では基礎代謝が低下し、体温調節機能が障害されるため低体温となる。高体温ではない。36℃を下回ることもあり、寒がりになる。その他、徐脈、低血圧、産毛増加なども低代謝の徴候である。