第13章 その他の領域 / H. 精神科疾患
1 / 3
Question
問題 1447 病気でもないのに病気と考えたり、些細な身体の不調を重大な疾患と考え、□執拗に訴えるのはどれか。
  1. 1強迫神経症不正解
  2. 2心気症正解!
  3. 3不安神経症不正解
  4. 4抑うつ神経症不正解
Explanation
解説
1. [誤り]強迫神経症(強迫性障害)は不合理だとわかっていても繰り返される思考(強迫観念)やそれに基づく反復行為(強迫行為)が主症状である。例えば手が汚れているという考えが離れず何度も手を洗うなどの行動がみられる。自分が病気であるという執拗な訴えとは異なる病態である。
2. [正解]心気症(心気障害・病気不安症)は、病気でもないのに病気と考えたり、些細な身体の不調を重大な疾患と考えて執拗に訴える障害である。身体症状への過度のとらわれや重篤な病気への恐怖が特徴で、医学的検査で異常がなくても症状の訴えが持続し、医師の説明では安心できない。神経症に分類される。
3. [誤り]不安神経症(全般性不安障害)は漠然とした強い不安や恐怖が持続する障害であり、特定の疾患への執拗な訴えとは異なる。浮動性不安・パニック発作・動悸・発汗などが主症状である。不安の対象が病気に限定されない点で心気症と区別される。
4. [誤り]抑うつ神経症(気分変調症)は慢性的な気分の落ち込みや意欲低下が主症状であり、身体疾患への執拗な訴えとは異なる。うつ病よりも軽症であるが2年以上持続する慢性的な抑うつ状態を特徴とする。 | 神経症の分類 | 主症状 | |:---|:---| | 心気症 | 身体疾患への過度のとらわれ、疾病不安 | | 強迫神経症 | 強迫観念、強迫行為 | | 不安神経症 | 漠然とした不安、パニック発作 | | 抑うつ神経症 | 慢性的な抑うつ気分 | <p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: 神経症の分類と主症状</p>
Key Points
ポイント
  • 心気症は病気でもないのに重大な疾患に罹患していると確信し、執拗に訴える神経症の一つである。医学的検査で異常がなくても安心できない点が特徴。強迫神経症は強迫観念と強迫行為、不安神経症は漠然とした不安、抑うつ神経症は慢性的な抑うつが主症状であり、心気症の病態とは異なる。
  • 重要用語: 心気症, 強迫神経症, 不安神経症, 抑うつ神経症, 疾病不安 を正確に理解しておくこと。
◀ 前の問題 ☰ 目次 次の問題 ▶