1. [正解]摂食障害(特に神経性過食症)では体重増加を恐れて下剤の乱用が高頻度にみられる。神経性過食症ではむちゃ食い(過食)の後に体重を増加させないために、自己誘発嘔吐や下剤乱用などの排出行動(パージング行動)を行うのが特徴である。下剤乱用により低カリウム血症などの電解質異常や脱水を引き起こし、不整脈などの重篤な合併症を生じることがある。
2. [誤り]双極性障害(躁うつ病)は躁状態とうつ状態を繰り返す気分障害であり、下剤乱用とは直接関連しない。躁状態では気分高揚・多弁・活動性亢進がみられ、うつ状態では抑うつ気分・意欲低下がみられる。
3. [誤り]パニック障害は突然の強い不安発作(パニック発作)を特徴とする不安障害であり、下剤乱用は特徴的ではない。息苦しさ・動悸・発汗などの身体症状と予期不安・広場恐怖が主な症状である。
4. [誤り]夜驚症は小児にみられる睡眠時随伴症であり、睡眠中に突然の恐怖・叫声・自律神経症状を伴って覚醒する。下剤乱用とは無関係な疾患である。