第13章 その他の領域 / H. 精神科疾患
1 / 3
Question
問題 1441 うつ病の症状でないのはどれか。
  1. 1不眠不正解
  2. 2自責感不正解
  3. 3幻覚正解!
  4. 4自殺念慮不正解
Explanation
解説
1. [誤り]不眠はうつ病の代表的症状であり、特に早朝覚醒が特徴的である。夜中に目が覚めてそのまま眠れなくなるパターンが多い。入眠困難や中途覚醒もみられ、睡眠障害はうつ病の診断基準9項目の一つに含まれている。
2. [誤り]自責感(罪責感)はうつ病の重要な精神症状である。過度に自分を責め、些細なことでも自分のせいだと思い込む。無価値観とともにうつ病の診断基準に含まれ、重症化すると罪業妄想(微小妄想の一つ)に至ることもある。
3. [正解]**正しい(症状でない)。** 幻覚はうつ病の典型的症状ではなく、統合失調症の陽性症状として特徴的な症状である。統合失調症では幻聴(特に自分の悪口を言う声、命令する声)が代表的にみられる。うつ病の教科書的記載では「意識障害、著明な記憶障害や知能障害を呈することはない」とされており、幻覚も典型的なうつ病ではみられない。
4. [誤り]自殺念慮はうつ病の重篤な症状であり、自殺リスクの評価はうつ病診療において最も重要な事項の一つである。うつ病の診断基準9項目にも「自殺念慮や企図」が含まれており、死にたいという考えが反復して出現する。
Key Points
ポイント
  • うつ病の主症状は抑うつ気分・興味関心の喪失であり、不眠(特に早朝覚醒)・自責感・自殺念慮・食欲低下・集中力低下・易疲労性などがみられる。幻覚は統合失調症の陽性症状であり、典型的なうつ病ではみられない。うつ病と統合失調症の症状の鑑別が重要。
  • 重要用語: うつ病, 幻覚, 統合失調症, 自殺念慮, 早朝覚醒 を正確に理解しておくこと。
◀ 前の問題 ☰ 目次 次の問題 ▶