第13章 その他の領域 / H. 精神科疾患
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Question
問題 1440 心身症について正しい記述はどれか。
  1. 1身体症状を伴った神経症をいう。不正解
  2. 2発症には心理社会的因子が関与する。正解!
  3. 3感情を素直に表現する人に発症しやすい。不正解
  4. 4身体と心を別々に治療することが重要である。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]心身症は身体疾患であり、神経症とは異なる概念である。心身症の定義は「身体疾患のなかで、その発症や経過に心理社会的因子が密接に関与し、器質性ないし機能性障害が認められる病態」であり、神経症やうつ病など他の精神障害に伴う身体症状は除外される。
2. [正解]心身症は定義上、発症や経過に心理社会的因子が密接に関与する身体疾患である。ストレスや心理的問題が身体疾患の発症・増悪に関係する「心身相関」の病態であり、代表的な疾患に消化性潰瘍、本態性高血圧症、気管支喘息、過敏性腸症候群などがある。
3. [誤り]心身症は感情を素直に表現できない人に発症しやすい。この性格傾向はアレキシサイミア(失感情症)と呼ばれ、自分の感情を認識し言語化することが困難な状態を指す。感情を抑圧するため、心理的ストレスが身体症状として現れやすくなる。
4. [誤り]心身症の治療は身体面と心理面を統合的に行うことが重要であり、別々に治療するのは適切でない。薬物療法を含めた身体的治療に、心理療法(自律訓練法、認知行動療法など)や抗不安薬・抗うつ薬を組み合わせて治療する。
Key Points
ポイント
  • 心身症は「身体疾患の中で心理社会的因子が密接に関与し、器質性ないし機能性障害が認められる病態」であり、神経症とは区別される。感情を素直に表現できない人(アレキシサイミア)に発症しやすく、治療は身体面と心理面の統合的アプローチが必要。代表的疾患として消化性潰瘍、本態性高血圧症、気管支喘息、過敏性腸症候群がある。
  • 重要用語: 心身症, 心理社会的因子, アレキシサイミア, 心身相関, 統合的治療 を正確に理解しておくこと。
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