第13章 その他の領域 / H. 精神科疾患
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Question
問題 1439 アルコール依存症の離脱症状として適切でないのはどれか。
  1. 1手指振戦不正解
  2. 2幻視不正解
  3. 3発汗不正解
  4. 4四肢のしびれ正解!
Explanation
解説
1. [誤り]手指振戦はアルコール離脱の初期にみられる代表的な離脱症状である。断酒後数時間から出現し、自律神経の過活動に伴って生じる。重症化すると全身性の振戦に進展し、振戦せん妄に至ることがある。
2. [誤り]幻視はアルコール離脱症状の一つであり、特に振戦せん妄に伴って出現する。小動物幻視(虫や小動物が見えるという体験)が典型的であり、断酒後2〜3日で出現することが多い。振戦せん妄は重篤な離脱症状であり、意識障害を伴う。
3. [誤り]発汗はアルコール離脱における自律神経過活動の症状の一つである。教科書にも離脱症状として「手指などの振戦、発汗、悪寒、起立や歩行などの困難、不眠、不安、抑うつ、脱力」が記載されている。
4. [正解]**正しい(適切でない)。** 四肢のしびれはアルコール依存症における慢性合併症としてのアルコール性末梢神経障害の症状である。長期の飲酒によるビタミンB1(チアミン)欠乏が原因で、慢性的に徐々に進行する。急性の離脱症状(断酒に伴い出現する症状)ではなく、離脱症状と慢性合併症を区別することが重要。 | 分類 | 症状 | 発現時期 | |:---|:---|:---| | 早期離脱症状 | 手指振戦、発汗、不安、不眠 | 断酒後6〜24時間 | | 後期離脱症状 | 振戦せん妄、幻視(小動物幻視) | 断酒後2〜3日 | | 慢性合併症 | 四肢のしびれ(末梢神経障害) | 長期飲酒による | <p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: アルコール依存症の離脱症状と慢性合併症の比較</p>
Key Points
ポイント
  • アルコール依存症の離脱症状には手指振戦・発汗・幻視(小動物幻視)・不安・不眠・けいれんなどがあり、重症では振戦せん妄をきたす。四肢のしびれは慢性のビタミンB1欠乏によるアルコール性末梢神経障害の症状であり、急性の離脱症状ではない。
  • 重要用語: 離脱症状, 振戦せん妄, 小動物幻視, アルコール性末梢神経障害, ビタミンB1欠乏 を正確に理解しておくこと。
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