第13章 その他の領域 / H. 精神科疾患
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Question
問題 1435 うつ病の特徴でないのはどれか。
  1. 1喜びの消失不正解
  2. 2焦燥不正解
  3. 3睡眠障害不正解
  4. 4幻覚正解!
Explanation
解説
1. [誤り]喜びの消失(アンヘドニア)はうつ病の2大中核症状の一つであり、以前は楽しめていた活動に対する興味や喜びが感じられなくなる。抑うつ気分とともにうつ病を特徴づける最も重要な症状である。
2. [誤り]焦燥(焦燥感)はうつ病でみられる精神運動性の変化の一つである。落ち着きのなさやイライラ感として現れ、じっとしていられないなどの症状を伴うことがある。うつ病の診断基準にも含まれる症状である。
3. [誤り]睡眠障害はうつ病に高頻度にみられる症状であり、特に早朝覚醒が特徴的である。その他、入眠困難や中途覚醒もみられる。睡眠障害はうつ病の診断基準の9項目の一つに含まれている。
4. [正解]**正しい(特徴でない)。** 幻覚はうつ病の典型的症状ではなく、統合失調症の陽性症状として特徴的な症状である。統合失調症では幻聴(自分の悪口が聞こえる、命令する声が聞こえるなど)が代表的な幻覚として出現する。うつ病では意識清明であり、著明な幻覚や妄想を呈することは典型的ではない。 | 症状 | うつ病 | 統合失調症 | |:---|:---|:---| | 気分の障害 | 抑うつ気分、喜びの消失 | 感情の平板化 | | 思考の障害 | 思考制止、罪責感 | 妄想、連合弛緩 | | 知覚の障害 | なし(典型例) | 幻覚(幻聴が主) | | 睡眠の障害 | 早朝覚醒が特徴的 | 不眠(非特異的) | | 意欲の障害 | 意欲低下、易疲労性 | 意欲の欠如(陰性症状) | <p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: うつ病と統合失調症の主な症状の比較</p>
Key Points
ポイント
  • うつ病の主症状は抑うつ気分・喜びの消失(アンヘドニア)であり、焦燥感・睡眠障害(早朝覚醒)・食欲低下・集中力低下・自殺念慮などを伴う。幻覚は統合失調症の陽性症状であり、うつ病の典型的症状ではない。うつ病では意識障害や著明な記憶障害・知能障害を呈することもない。
  • 重要用語: うつ病, アンヘドニア, 幻覚, 統合失調症, 早朝覚醒 を正確に理解しておくこと。
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