第13章 その他の領域 / H. 精神科疾患
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Question
問題 1427 うつ病の症状でないのはどれか。
  1. 1知能障害正解!
  2. 2不眠不正解
  3. 3意欲の欠如不正解
  4. 4自殺念慮不正解
Explanation
解説
1. [正解]うつ病では知能障害(知的機能の低下)はみられない。うつ病では思考の制止(考えがまとまらない)や集中力の低下はあるが、これは一時的な機能低下であり、寛解すれば正常に回復する。知能自体は障害されず、記憶力も基本的に保たれる。知能障害は認知症や器質性精神障害の特徴であり、うつ病とは明確に区別される。
2. [誤り]不眠はうつ病の代表的な身体症状であり、特に早朝覚醒(通常より2~3時間早く目が覚める)が特徴的である。入眠困難や中途覚醒も認められる。睡眠障害はうつ病の診断基準の一つであり、ほとんどの患者で認められる。
3. [誤り]意欲の低下・欠如はうつ病の中核症状の一つである。何事にも興味がわかず、以前楽しめたことができなくなる。仕事や家事ができない、身だしなみに気を使えないなど、日常生活に大きな支障をきたす。これは「精神運動抑制」の一つの現れである。
4. [誤り]自殺念慮(死にたいという考え)はうつ病の重大な症状であり、常に注意が必要である。特に抑うつ気分は改善したが意欲がまだ低下している回復期に自殺のリスクが最も高まる。うつ病患者の約15%が自殺で死亡するとされ、厳重な観察と支援が必要である。
Key Points
ポイント
  • うつ病と認知症の鑑別が重要である。うつ病では知能は保たれるが、認知症では知能が進行性に低下する。うつ病による「仮性認知症」との鑑別も必要である。
  • うつ病の診断には9つの症状のうち5つ以上が2週間以上持続することが基準となる。不眠、意欲低下、自殺念慮はいずれも診断基準に含まれる。
  • 重要用語: うつ病, 知能障害なし, 不眠, 意欲低下, 自殺念慮 を正確に理解しておくこと。
疾患知能記憶意欲予後
うつ病保たれるほぼ保たれる著明に低下可逆的
認知症低下著明に低下低下進行性
仮性認知症見かけ上低下訴え多い低下可逆的
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