第13章 その他の領域 / H. 精神科疾患
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Question
問題 1421 躁うつ病で誤っているのはどれか。
  1. 1精神分裂病に比べて予後不良である正解!
  2. 2病前性格は循環気質である不正解
  3. 3うつ状態は日内変動がみられる不正解
  4. 4うつ病患者は自殺を考えることが多い不正解
Explanation
解説
1. [正解]躁うつ病(双極性障害)は精神分裂病(統合失調症)に比べて予後は良好である。躁うつ病は病相期(躁状態やうつ状態)と寛解期を繰り返すが、寛解期には病前の人格水準に回復し社会復帰も可能である。一方、統合失調症は慢性に経過し人格の変化や社会機能の低下(残遺症状)を来しやすく、予後は比較的不良である。
2. [誤り]躁うつ病の病前性格はクレッチマーの分類で循環気質(社交的、善良、親切で人情味があり、気分の波がある性格)とされる。循環気質は躁うつ病の素因となる性格特性として知られている。
3. [誤り]うつ状態では典型的な日内変動(diurnal variation)がみられ、朝方に抑うつ気分が最も強く、午後から夕方にかけて軽減する傾向がある。この日内変動はうつ病の特徴的な症状であり、診断の手がかりとなる。
4. [誤り]うつ病患者は希死念慮(死にたいという考え)を抱くことが多く、自殺企図のリスクが高い。特に、抑うつ気分は改善したが意欲がまだ低下している回復期に自殺のリスクが最も高まるため、厳重な注意と観察が必要である。
Key Points
ポイント
  • 躁うつ病と統合失調症の予後の違いを明確に理解する。躁うつ病は寛解期に人格が保たれるが、統合失調症は人格変化を伴いやすい。
  • うつ病の日内変動(朝悪化、夕方軽減)は診断の重要な手がかりであり、不眠(特に早朝覚醒)とともに生物学的症状として重視される。
  • 重要用語: 躁うつ病, 統合失調症, 予後, 循環気質, 日内変動 を正確に理解しておくこと。
疾患病相人格変化予後病前性格
躁うつ病反復性寛解期に保たれる良好循環気質
統合失調症慢性進行性人格変化あり比較的不良分裂気質
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