1. [正解]急性中耳炎は中耳腔粘膜の急性化膿性炎症であり、伝音難聴をきたす。中耳の炎症により鼓膜の発赤・膨隆や鼓室内への貯留液が生じ、鼓膜や耳小骨による音の伝達(伝音機構)が障害されるため伝音難聴となる。起因菌としてはインフルエンザ菌と肺炎球菌が多く、小児(特に2歳以下)に好発する。
2. [誤り]聴神経腫瘍は第VIII脳神経(内耳神経)から発生する腫瘍であり、蝸牛神経を圧迫することで感音難聴をきたす。伝音難聴ではない。
3. [誤り]突発性難聴は内耳の突発的な障害により感音難聴をきたす。原因不明で一側性が多く、伝音難聴ではない。
4. [誤り]メニエール病は内リンパ水腫により内耳の蝸牛が障害され、中・低音域の感音難聴をきたす。伝音難聴ではない。
| 難聴の種類 | 障害部位 | 代表疾患 |
|:---|:---|:---|
| 伝音難聴 | 外耳〜中耳 | 急性中耳炎、耳硬化症、鼓膜穿孔 |
| 感音難聴 | 内耳〜聴神経 | メニエール病、突発性難聴、聴神経腫瘍 |
<p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: 伝音難聴と感音難聴の比較</p>