第13章 その他の領域 / G. 耳鼻科疾患
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Question
問題 1408 慢性副鼻腔炎に関して正しい記述はどれか。
  1. 1ウイルス感染が多い。不正解
  2. 2水様性鼻汁が特徴である。不正解
  3. 3エックス線検査が有用である。正解!
  4. 4内視鏡下手術の適応ではない。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]慢性副鼻腔炎の原因は細菌感染が主体であり、ウイルス感染が多いのは急性副鼻腔炎(急性鼻炎・上気道炎に続発するもの)である。慢性副鼻腔炎では副鼻腔粘膜に浮腫や線維化による肥厚が生じ、炎症が慢性化している。
2. [誤り]慢性副鼻腔炎の鼻汁は粘膿性であり、水様性ではない。水様性鼻汁はアレルギー性鼻炎の三主徴の一つであり、慢性副鼻腔炎とは鼻汁の性状が異なる。
3. [正解]慢性副鼻腔炎の診断にはX線検査所見が有用であり、副鼻腔(上顎洞、篩骨洞、蝶形骨洞、前頭洞)の混濁や液面形成(ニボー)がみられる。CT検査はさらに詳細な評価に用いられる。鼻内所見として粘膜の腫脹と中鼻道の分泌物貯留も確認される。
4. [誤り]薬物療法で改善しない慢性副鼻腔炎に対しては、内視鏡下鼻内手術が行われる。副鼻腔の粘膜を保存しながらより生理的な状態での治癒を目指すもので、患者の負担は軽減されている。 | 項目 | 慢性副鼻腔炎 | アレルギー性鼻炎 | |:---|:---|:---| | 原因 | 細菌感染の慢性化 | I型アレルギー(IgE) | | 鼻汁の性状 | 粘膿性 | 水様性 | | 主な症状 | 鼻漏、鼻閉、嗅覚障害、頭重感 | くしゃみ、鼻汁、鼻閉 | | 診断 | X線検査、CT検査 | 鼻汁好酸球検査、IgE | <p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: 慢性副鼻腔炎とアレルギー性鼻炎の比較</p>
Key Points
ポイント
  • 慢性副鼻腔炎の診断にはX線検査やCT検査が有用であり、副鼻腔の混濁がみられる。鼻汁は粘膿性(水様性はアレルギー性鼻炎)。内視鏡下副鼻腔手術は薬物療法無効例の適応となる。ウイルスは急性の原因で慢性は細菌性が主体。
  • 重要用語: 慢性副鼻腔炎, X線検査, 粘膿性鼻汁, 内視鏡下手術, アレルギー性鼻炎 を正確に理解しておくこと。
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