1. [正解]メニエール病は内耳の疾患であり、中耳の疾患ではない。病態は内耳の内リンパ腔に内リンパ液が過剰に貯留する内リンパ水腫である。内耳の蝸牛(聴覚)と前庭・半規管(平衡覚)が同時に障害されるため、難聴とめまいが同時に出現する。中耳疾患(中耳炎など)とは病変部位が異なる。
2. [誤り]メニエール病では内リンパ水腫により発作性の回転性めまいが突然出現し、数十分から数時間(通常2~3時間程度)持続する。自分や周囲がぐるぐる回る感覚があり、悪心・嘔吐、冷汗を伴うことが多い。めまいは反復性で、発作間欠期には症状が消失する。
3. [誤り]耳鳴はメニエール病の三主徴の一つであり、低音性の耳鳴(ブーン、ゴーという音)が特徴的である。めまい発作時に増強し、発作間欠期にも持続することがある。内耳の内リンパ圧の変動により生じると考えられる。
4. [誤り]感音難聴はメニエール病の三主徴の一つである。初期には低音域(250~1000Hz)の変動性難聴を呈し、聴力が良くなったり悪くなったりを繰り返す。発作を繰り返すごとに徐々に固定性難聴へと移行し、全音域の難聴となる。