1. [誤り]緑内障の初期変化は視神経乳頭に起こるものであり、硝子体ではない。視神経乳頭の陥凹拡大が緑内障の初期所見として重要である。硝子体の変化は飛蚊症や硝子体出血の原因であり、緑内障とは別の病態である。
2. [誤り]緑内障では初期には周辺視野(鼻側)から障害が始まり、中心視野は比較的最後まで保たれる。このため視野障害や視力低下を自覚するのはかなり末期になってからであり、早期発見が困難な理由となっている。
3. [誤り]緑内障では視神経が障害されるのが本態である。眼圧上昇により視神経乳頭の陥凹が拡大し、視神経線維が障害されることで視野欠損が生じる。視神経障害こそが緑内障の中核的病態である。
4. [正解]緑内障は中高年の失明(中途失明)の原因として最も多い疾患である。罹患率は40歳以上で3.6%と推計されている。眼圧上昇などにより視神経が障害され、視野が徐々に欠損し、放置すると失明に至る。原発性開放隅角緑内障が最も多い病型であり、薬物療法やレーザー治療、手術療法により眼圧を下降させる治療が行われる。