第13章 その他の領域 / F. 眼科疾患
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Question
問題 1386 中心部の視野欠損や物がゆがんで見える症状が早期から出現する疾患はどれか。
  1. 1白内障不正解
  2. 2緑内障不正解
  3. 3ぶどう膜炎不正解
  4. 4加齢黄斑変性症正解!
Explanation
解説
1. [誤り]白内障は水晶体の混濁により光が網膜に届きにくくなる疾患であり、視力低下、霧視(全体がかすんで見える)、羞明が主症状である。視野の一部が欠ける中心暗点や、物がゆがんで見える変視症は白内障の特徴的症状ではない。
2. [誤り]緑内障は視神経障害により視野狭窄をきたす疾患であるが、視野欠損は周辺部から始まり徐々に中心部へ進行するのが特徴である。中心部の視野は比較的最後まで保たれるため、中心部の視野欠損が早期から出現することはない。初期は自覚症状に乏しい。
3. [誤り]ぶどう膜炎は虹彩、毛様体、脈絡膜などのぶどう膜に生じる炎症性疾患であり、毛様充血、眼痛、羞明、飛蚊症、霧視が主症状である。中心暗点や変視症が早期の主症状として出現するわけではない。
4. [正解]加齢黄斑変性症は網膜の中心部にある黄斑が加齢に伴い変性する疾患であり、中心部の視野欠損(中心暗点)や物がゆがんで見える(変視症)が早期から出現する。黄斑は最も視力が良い部位であり、この部位が障害されると読書や顔の認識が困難になり、日常生活に大きな支障をきたす。滲出型と萎縮型があり、滲出型では新生血管からの出血が特徴である。
Key Points
ポイント
  • 視野欠損のパターンで疾患を鑑別できる。緑内障=周辺視野から欠損、加齢黄斑変性症=中心視野が欠損と明確に異なる。
  • 加齢黄斑変性症の自己チェック法としてアムスラーグリッド(格子状の図)を用いた検査があり、格子がゆがんで見えれば異常を疑う。
  • 重要用語: 加齢黄斑変性症, 中心暗点, 変視症, 黄斑部, 滲出型・萎縮型 を正確に理解しておくこと。
疾患視野欠損の部位特徴的症状進行
加齢黄斑変性症中心部変視症、中心暗点早期から
緑内障周辺部視野狭窄緩徐に中心へ
網膜色素変性症周辺部夜盲、視野狭窄求心性に進行
白内障なし霧視、視力低下全体的
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