第13章 その他の領域 / F. 眼科疾患
1 / 3
Question
問題 1383 緑内障でみられるのはどれか。
  1. 1結膜の炎症不正解
  2. 2眼球の陥凹不正解
  3. 3水晶体の混濁不正解
  4. 4視野の障害正解!
Explanation
解説
1. [誤り]結膜の炎症は結膜炎の所見であり、緑内障の主要所見ではない。ただし緑内障急性発作時には結膜の充血がみられることがあるが、結膜炎とは病態が異なる。
2. [誤り]眼球の陥凹(眼球陥入)はホルネル症候群や眼窩内脂肪の減少、脱水などでみられる所見であり、緑内障ではみられない。緑内障ではむしろ急性発作時に眼圧上昇による眼球硬化がみられる。
3. [誤り]水晶体の混濁は白内障の所見である。白内障は加齢性が最も多く、糖尿病やアトピーでも生じる。緑内障は視神経の障害であり水晶体の混濁とは無関係である。
4. [正解]緑内障では眼圧亢進により視神経が障害され、視野障害が特徴的にみられる。初期には鼻側の視野から欠損が始まり(マリオット盲点の拡大)、進行すると求心性に視野が狭窄する。中心視野は比較的最後まで残るため、視野障害を自覚するのはかなり末期になってからのことが多い。
Key Points
ポイント
  • 緑内障の本質は眼圧上昇による視神経障害であり、その結果として視野障害が生じる。結膜炎症=結膜炎、眼球陥凹=ホルネル症候群、水晶体混濁=白内障であり、それぞれ緑内障とは異なる病態である。
  • 重要用語: 緑内障, 視野障害, 眼圧亢進, 白内障, 結膜炎 を正確に理解しておくこと。
◀ 前の問題 ☰ 目次 次の問題 ▶