第13章 その他の領域 / E. 皮膚科疾患
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Question
問題 1364 疾患と検査所見の組合せで正しいのはどれか。
  1. 1前立腺癌――――――PSA高値正解!
  2. 2関節リウマチ――――CRP陰性不正解
  3. 3尿崩症―――――――バソプレシン高値不正解
  4. 4アトピー性皮膚炎――血清 IgE 低値不正解
Explanation
解説
1. [正解]前立腺癌ではPSA(前立腺特異抗原)が腫瘍マーカーとして高値を示す。PSAは前立腺上皮細胞から分泌されるセリンプロテアーゼであり、前立腺癌のスクリーニング、診断、治療効果判定に広く用いられている。一般にPSA 4.0 ng/mL以上で前立腺癌が疑われ、前立腺生検の適応となる。前立腺肥大症でも軽度上昇することがある。
2. [誤り]関節リウマチは慢性の炎症性疾患であり、CRP(C反応性タンパク)は陽性(上昇)を示す。CRPは炎症の急性期マーカーであり、関節リウマチの疾患活動性の指標として用いられる。赤沈も亢進し、リウマトイド因子(RF)陽性がみられる。
3. [誤り]中枢性尿崩症ではバソプレシン(抗利尿ホルモン、ADH)の分泌が低下しており高値ではない。下垂体後葉からのADH分泌低下により腎での水再吸収が障害され、多尿・口渇・多飲が生じる。腎性尿崩症ではADHは正常~高値であるが腎の反応が低下している。
4. [誤り]アトピー性皮膚炎ではI型アレルギーにより血清IgEは高値を示し低値ではない。教科書にも「血清IgE値が高いこと、特異的IgE抗体が存在する」と記載されている。血清IgE高値はアトピー素因を反映する重要な検査所見である。 | 疾患 | 検査所見 | 検査の意義 | |:---|:---|:---| | 前立腺癌 | PSA高値 | スクリーニング・治療効果判定 | | 関節リウマチ | CRP陽性(上昇) | 炎症活動性の指標 | | 中枢性尿崩症 | バソプレシン低値 | ADH分泌低下の確認 | | アトピー性皮膚炎 | 血清IgE高値 | アトピー素因の反映 | <p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: 疾患と正しい検査所見の対応</p>
Key Points
ポイント
  • 前立腺癌ではPSA高値がスクリーニング・診断に有用。関節リウマチではCRP陽性(炎症マーカー上昇)がみられる。
  • 中枢性尿崩症ではバソプレシン低値(高値ではない)、アトピー性皮膚炎では血清IgE高値(低値ではない)が正しい。
  • 重要用語: PSA, 前立腺癌, CRP, バソプレシン, 血清IgE を正確に理解しておくこと。
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