第13章 その他の領域 / E. 皮膚科疾患
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Question
問題 1363 アトピー性皮膚炎について誤っているのはどれか。
  1. 1II 型アレルギーである。正解!
  2. 2季節により症状が変動しやすい。不正解
  3. 3気管支喘息と合併しやすい。不正解
  4. 4家系内発症がみられやすい。不正解
Explanation
解説
1. [正解]**正しい(誤りの選択肢)。** アトピー性皮膚炎はI型アレルギー(即時型)に関与する疾患であり、II型アレルギー(細胞障害型)ではない。教科書には「血清IgE値が高いこと、特異的IgE抗体が存在することなどから、I型アレルギー機序の関与が考えられている」と明記されている。II型アレルギーは自己免疫性溶血性貧血や不適合輸血反応などに関与するものであり、アトピー性皮膚炎の病態とは異なる。IgE抗体の産生亢進がI型アレルギーの特徴である。
2. [誤り]アトピー性皮膚炎は季節により症状が変動しやすい。教科書には「季節変動があり、冬から春にかけて悪化することが多い」と記載されている。冬季は空気の乾燥により皮膚のバリア機能が低下し症状が悪化し、夏季は発汗により掻痒が増強することがある。
3. [誤り]アトピー性皮膚炎は気管支喘息・アレルギー性鼻炎と合併しやすい。教科書にも「アレルギー性鼻炎や気管支喘息との合併が多い」と記載されている。これらの疾患はいずれもアトピー素因(IgE産生亢進の遺伝的傾向)を基盤として発症し、アトピーマーチとして知られる。
4. [誤り]アトピー性皮膚炎はアトピー素因として家系内発症(家族歴)がみられやすい。約2割は家族内で発症し、遺伝的素因の関与が認められている。両親にアトピー疾患がある場合、子どもの発症リスクが上昇する。 | アレルギー型 | 関与する因子 | 反応時間 | 代表疾患 | |:---|:---|:---|:---| | I型(即時型) | IgE | 数分~数時間 | アトピー性皮膚炎, 気管支喘息, 花粉症 | | II型(細胞障害型) | IgG・IgM | 数時間~数日 | 自己免疫性溶血性貧血, 不適合輸血 | | III型(免疫複合体型) | 免疫複合体 | 数時間~数日 | 血清病, SLE | | IV型(遅延型) | 感作T細胞 | 24~72時間 | 接触性皮膚炎, ツベルクリン反応 | <p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: アレルギーの分類と代表疾患</p>
Key Points
ポイント
  • アトピー性皮膚炎はI型アレルギー(IgE介在型)であり、II型(細胞障害型)ではない。季節変動があり冬から春に悪化しやすい。
  • 気管支喘息・アレルギー性鼻炎との合併が多く(アトピー素因)、家系内発症がみられやすい。
  • 重要用語: アトピー性皮膚炎, I型アレルギー, IgE, 季節変動, アトピー素因 を正確に理解しておくこと。
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