1. [誤り]帯状疱疹では皮膚に水疱(水泡)を生じる。紅斑上に集簇する小水疱が帯状に出現するのが典型的な皮疹である。水疱は通常2~3週間で痂皮化して治癒する。水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)の再活性化により神経走行に沿って水疱が形成される。
2. [正解]**正しい(誤りの選択肢)。** 帯状疱疹の好発部位は胸部(肋間神経領域)が最も多く、全体の約50~70%を占める。下肢は帯状疱疹の好発部位ではない。好発部位の順は胸部>頭頸部(三叉神経領域)>腰仙部であり、下肢に発症する頻度はかなり低い。腰仙部の神経節が再活性化した場合に殿部~下肢に発症することはあるが一般的ではない。
3. [誤り]帯状疱疹にはアシクロビル、バラシクロビル、ファムシクロビルなどの抗ウイルス薬が投与される。発症後72時間以内に投与を開始すると、水疱の拡大抑制、疼痛軽減、帯状疱疹後神経痛の予防に効果がある。重症例では点滴静注(アシクロビル静注)も行われる。
4. [誤り]帯状疱疹では皮疹の出現に先行または同時に、罹患神経支配領域に知覚過敏や神経痛様の疼痛がみられる。触れただけで痛みを感じるアロディニア(異痛症)も起こりうる。水疱消退後も帯状疱疹後神経痛として疼痛が遷延することがある。