1. [誤り]接触性皮膚炎では原因物質が接触した部位に限局して湿疹病変(紅斑・丘疹・水疱・びらんなど)がみられる。教科書には「接触部位にかゆみ、紅斑、浮腫を生じ、紅色丘疹、漿液性丘疹、水疱などが混在する」と記載されており、接触部位に一致した病変分布が診断の重要な手がかりとなる。
2. [誤り]接触性皮膚炎の急性期には接触部位に発赤(紅斑)・腫脹(浮腫)が著しくみられる。急性期の炎症反応は強く、かゆみも伴う。慢性期になると浸潤病変や苔癬化病変に移行する。
3. [誤り]接触性皮膚炎は原因物質の接触を絶てば急性の炎症反応は治癒に向かう。教科書には「経過は良いが、接触原を特定して回避しておかないと再発する」と記載されており、原因物質の除去が治療の基本である。副腎皮質ステロイド薬の外用も併用される。
4. [正解]**正しい(誤りの選択肢)。** 接触性皮膚炎(かぶれ)はIV型アレルギー反応(遅延型・細胞性免疫)であり、I型アレルギー反応(即時型)ではない。感作されたT細胞が接触原を認識して炎症反応を引き起こす細胞性免疫が主体である。I型アレルギーはIgEが関与する即時型反応であり、蕁麻疹やアナフィラキシーに関与する。パッチテスト(貼布試験)は接触性皮膚炎の原因物質を同定するIV型アレルギーの検査である。
| アレルギー型 | 別名 | 関与する因子 | 代表疾患 |
|:---|:---|:---|:---|
| I型 | 即時型 | IgE・肥満細胞 | 蕁麻疹, アナフィラキシー, 花粉症 |
| II型 | 細胞障害型 | IgG・IgM・補体 | 自己免疫性溶血性貧血, 不適合輸血 |
| III型 | 免疫複合体型 | 免疫複合体 | 血清病, SLE |
| IV型 | 遅延型 | 感作T細胞 | 接触性皮膚炎, ツベルクリン反応 |
<p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: アレルギーの分類(Coombs & Gell分類)</p>