1. [誤り]アトピー性皮膚炎は小児に多いが、成人にもみられる疾患である。教科書には「本来は思春期頃までに軽快するが、成人まで持ち越すことや、成人で発症することもある」と記載されている。乳幼児期に発症することが多いが、小児限定の疾患ではない。年齢によって症状が変化する。
2. [誤り]アトピー性皮膚炎の有病率は増加傾向にある。教科書には「罹患率は、学童で6~8%、一般人口で1~3%である」と記載されており、近年の疫学調査では増加傾向が指摘されている。環境因子の変化(住環境の気密化、食生活の変化など)が増加の一因と考えられている。
3. [誤り]アトピー性皮膚炎はIgEが関与するI型アレルギー反応であり、II型(細胞障害型)ではない。教科書には「アレルギー性鼻炎や気管支喘息との合併が多いこと、血清IgE値が高いこと、特異的IgE抗体が存在することなどから、I型アレルギー機序の関与が考えられている」と明記されている。
4. [正解]アトピー性皮膚炎は遺伝的素因に加え、環境因子(ダニ、ハウスダスト、食物アレルゲン、ストレス、気候など)が関与して発症・増悪する。教科書には「日常の生活環境や全身の清潔を保つことが大切である」と記載されており、環境整備が治療の基本となる。アレルゲンの除去、皮膚の清潔保持、保湿などが重要である。