1. [誤り]水痘と帯状疱疹は同一のウイルス(水痘帯状疱疹ウイルス、VZV)によって起こる。VZVの初感染が水痘であり、その後神経節に潜伏したウイルスが免疫低下時に再活性化して帯状疱疹を発症する。両者は原因ウイルスが共通であり正しい組合せである。
2. [誤り]妊娠初期(特に妊娠20週未満)の風疹感染により胎児に先天性風疹症候群(CRS)が生じる。先天性風疹症候群の三大症状は先天性心疾患・白内障・感音性難聴であり、これらの胎児奇形が起こるため正しい組合せである。
3. [誤り]麻疹ウイルスが中枢神経系に持続感染すると、数年~十数年後にまれに亜急性硬化性全脳炎(SSPE)を発症することがある。SSPEは進行性の知能低下、ミオクローヌスなどを呈する致死的疾患であり、正しい組合せである。
4. [正解]**正しい(誤りの選択肢)。** アトピー性皮膚炎はI型アレルギーに基づく慢性の掻痒性皮膚疾患であり、ビタミンB12欠乏とは病態的に無関係である。アトピー性皮膚炎の病態にはIgE抗体の産生亢進やTh2優位の免疫異常、皮膚バリア機能の低下が関与する。一方、ビタミンB12欠乏は巨赤芽球性貧血(悪性貧血)や亜急性連合変性症(脊髄後索・側索の変性)の原因である。
| 疾患 | 関連する病態 | 原因・機序 |
|:---|:---|:---|
| 水痘 → 帯状疱疹 | 同一ウイルス(VZV) | 初感染 → 潜伏 → 再活性化 |
| 風疹 → 胎児奇形 | 先天性風疹症候群 | 妊娠初期の経胎盤感染 |
| 麻疹 → SSPE | 持続感染 | 麻疹ウイルスの中枢神経持続感染 |
| アトピー性皮膚炎 | I型アレルギー・IgE | ビタミンB12とは無関係 |
<p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: 感染症・アレルギー疾患と関連病態の組合せ</p>