第13章 その他の領域 / D. 婦人科疾患
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Question
問題 1352 乳癌について正しいのはどれか。
  1. 1腫瘤は痛みを伴う。不正解
  2. 2乳房の外下部の発生が多い。不正解
  3. 3多くはホルモン依存性である。正解!
  4. 4乳房全摘術が第一選択である。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]乳癌の腫瘤は通常無痛性であり、痛みを伴うことは少ない。硬くて境界不明瞭な無痛性腫瘤が特徴的である。痛みを伴う場合は乳腺症(良性)の可能性が高い。ただし一部の炎症性乳癌では疼痛を伴うことがある。
2. [誤り]乳癌は乳房の外上部(C領域)に最も多く発生し(約50%)、外下部ではない。好発部位の順は外上部>内上部>外下部>内下部>乳輪部である。腋窩リンパ節への転移が多いのも外上部に近い解剖学的位置と関連する。
3. [正解]乳癌の約70%はエストロゲン受容体(ER)陽性でホルモン依存性である。ER陽性の乳癌にはホルモン療法(タモキシフェン、アロマターゼ阻害薬など)が有効である。乳癌のリスク因子として肥満(脂肪組織でのエストロゲン産生)、閉経年齢が55歳以上、初産が30歳以上などが挙げられるのもエストロゲンとの関連による。
4. [誤り]乳房全摘術が全例の第一選択というわけではない。早期乳癌では乳房温存手術+放射線療法が標準治療として広く行われている。手術法は腫瘍の大きさ・位置・個数により決定される。
Key Points
ポイント
  • 乳癌の約70%はホルモン依存性(ER陽性)であり、ホルモン療法が有効。腫瘤は通常無痛性で硬い。
  • 好発部位は外上部(C領域、約50%)。早期例では乳房温存手術が可能。
  • 重要用語: ホルモン依存性, エストロゲン受容体, 外上部好発, 無痛性腫瘤, 乳房温存手術 を正確に理解しておくこと。
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