第13章 その他の領域 / E. 皮膚科疾患
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Question
問題 1353 皮膚疾患について正しいのはどれか。
  1. 1円形脱毛症はウイルス感染が原因である。不正解
  2. 2脂漏性湿疹は油脂を取り扱う人に多い。不正解
  3. 3接触性皮膚炎はウイルスとの接触により起こる。不正解
  4. 4帯状疱疹は分節性の神経皮膚炎である。正解!
Explanation
解説
1. [誤り]円形脱毛症は自己免疫機序が原因と考えられている。教科書には「毛組織に対する自己免疫機序が考えられている」と記載されており、ウイルス感染が原因ではない。毛包に対するT細胞の自己免疫的攻撃により脱毛が生じる。遺伝的素因やストレスも関与するが、ウイルスとは無関係である。
2. [誤り]脂漏性湿疹(脂漏性皮膚炎)は皮脂分泌の多い部位(頭皮・顔面・耳介周囲など)に生じる湿疹である。教科書の湿疹の項目に「脂漏性皮膚炎」が列挙されている。皮脂分泌異常が原因であり、油脂を取り扱う職業との関連はない。マラセチア真菌の関与も指摘されている。
3. [誤り]接触性皮膚炎は外来性の物質の接触によって生じる皮膚炎である。教科書には「金属、植物、果物、日用品、化粧品、医薬品など日常の生活で接触しうるほとんどすべての物質が接触原となりうる」と記載されており、ウイルスが原因ではない。化学物質や金属などのアレルゲンや刺激物との接触で発症する。
4. [正解]帯状疱疹は分節性の神経皮膚炎と表現できる。水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)が脊髄後根神経節に潜伏感染した後、免疫力低下時に再活性化して発症する。特定の皮膚分節(デルマトーム)に沿って一側性に疼痛を伴う水疱が帯状に出現する。神経節から皮膚への神経走行に沿って発症するため、分節性の神経皮膚炎と呼ばれる。
Key Points
ポイント
  • 帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルスによる神経節の再活性化により、特定の皮膚分節(デルマトーム)に沿って発症する。
  • 円形脱毛症は自己免疫機序、脂漏性湿疹は皮脂分泌異常、接触性皮膚炎はアレルゲン接触が原因である。
  • 重要用語: 帯状疱疹, 水痘帯状疱疹ウイルス, デルマトーム, 分節性, 円形脱毛症 を正確に理解しておくこと。
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