第13章 その他の領域 / D. 婦人科疾患
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Question
問題 1350 「55歳の女性。2か月前から背部の鈍痛が続いていたが放置していた。発熱はないが、食欲不振、体重減少、倦怠感がある。」最も疑われる疾患はどれか。
  1. 1子宮筋腫不正解
  2. 2尿路結石不正解
  3. 3腎盂腎炎不正解
  4. 4膵臓癌正解!
Explanation
解説
1. [誤り]子宮筋腫は過多月経や下腹部痛が主症状であり、背部の持続的な鈍痛や体重減少・食欲不振を主症状とすることは少ない。また閉経期以降は縮小傾向にある。
2. [誤り]尿路結石は突発的な激しい側腹部〜背部痛(疝痛発作)が特徴であり、2か月にわたる持続的な鈍痛は典型的ではない。また体重減少や食欲不振は尿路結石では通常みられない。
3. [誤り]腎盂腎炎は発熱・側腹部痛・膿尿が三主徴であり、本症例で発熱がないことから否定的である。また体重減少は腎盂腎炎の典型的症状ではない。
4. [正解]背部の持続的鈍痛・食欲不振・体重減少・倦怠感の組合せは膵臓癌を強く疑わせる。膵臓は後腹膜臓器であるため、膵臓癌の進行に伴い背部痛が出現する。初期には無症状であることが多く、体重減少・食欲不振・背部痛が出現した時点では進行例であることが多い。発熱がないことも感染症より悪性腫瘍を示唆する所見である。
Key Points
ポイント
  • 中高年の背部持続痛+体重減少+食欲不振+発熱なしでは膵臓癌を疑う。膵臓は後腹膜臓器のため背部痛を呈する。
  • 尿路結石は疝痛発作(突発的激痛)が特徴で持続的鈍痛とは異なる。腎盂腎炎は発熱が三主徴の一つ。
  • 重要用語: 膵臓癌, 背部痛, 後腹膜臓器, 体重減少, 食欲不振 を正確に理解しておくこと。
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