1. [誤り]子宮頸癌は子宮癌全体の約90~95%を占める。教科書には「全子宮癌のうちの90~95%で、女性の性器腫瘍のうちでもっとも多い」と明記されている。50~55%という割合は低すぎる。子宮体癌が「子宮癌全体の5%程度とされてきたが、最近では30%をこえてきている」とあり、依然として頸癌が圧倒的多数を占める。
2. [誤り]子宮頸癌は性活動期の40~60歳代(50歳代が最多)に好発し、閉経後に多いわけではない。教科書には「好発年齢は40~60代で、50代がもっとも多い」と記載されている。閉経後に多いのは子宮体癌であり、「患者の約75%は閉経後婦人である」と記載されている。
3. [誤り]子宮頸癌はヒトパピローマウイルス(HPV)との関連が深く、ヘルペスウイルスではない。教科書には「子宮頸癌の発病には、ヒト乳頭腫ウイルス(human papilloma virus: HPV)との関連が示唆され、とくにHPV16や18型感染が関連している可能性が高い」と明記されている。ヘルペスウイルスは帯状疱疹や性器ヘルペスの原因であり、子宮頸癌とは関係ない。
4. [正解]子宮頸癌は扁平上皮癌が最も多い。教科書には「子宮頸癌の組織型には扁平上皮癌、腺癌、混合型があるが、扁平上皮癌がもっとも多い」と明記されている。扁平上皮癌が約70~80%を占め、腺癌が約10~20%、その他が約5~10%である。子宮頸部の扁平上皮細胞から発生する癌が大部分を占める。