1. [誤り]教科書には子宮頸癌について「全子宮癌のうちの90~95%」、子宮体癌について「子宮癌全体の5%程度とされてきたが、平均寿命の延長や食生活の欧米化に伴い、最近では子宮癌全体の30%をこえてきている」と記載されており、出題当時は頸癌の方が体癌より圧倒的に多かった。近年は体癌が増加傾向にあるが、依然として頸癌が多い。
2. [誤り]子宮癌の初発症状は不正性器出血が最も多い。教科書には子宮頸癌について「進行すると、不正性器出血、接触出血、帯下などがみられる」、子宮体癌について「不正性器出血は子宮体癌の必発症状である」と記載されている。腰痛は末期に出現する症状であり、初発症状ではない。
3. [正解]子宮癌の確定診断には組織診断(病理組織学的検査)が重要である。教科書には子宮頸癌の診断として「組織診、組織診断: 病理診断で癌細胞を確認する」、子宮体癌の診断として「細胞診、組織診: 子宮内膜の細胞診や組織診で異常細胞を認める」と明記されている。細胞診で異常があれば必ず組織生検を行い、病理組織学的に癌の確定診断を行う。
4. [誤り]子宮癌の治療は手術療法が第一選択である。教科書には「局所療法として手術療法、放射線療法(腔内照射、外部照射)、全身療法として抗癌薬を使用する化学療法があり、癌の進行度や患者の全身状態に応じて単独もしくは併用して治療が行われる」と記載されており、手術療法が基本である。ホルモン療法は補助的に用いられることがある程度である。