1. [誤り]子宮筋腫の好発年齢は30~40歳代であり、20歳代ではない。子宮筋腫は性成熟期(生殖年齢)の女性に多く、エストロゲンの影響を受けて発育する。閉経後は縮小する傾向がある。20歳代での発症は比較的まれである。
2. [誤り]子宮筋腫は子宮体部(子宮の上部)に好発し、子宮頸部には少ない。子宮筋腫は子宮平滑筋から発生する良性腫瘍であり、子宮体部の筋層内に発生することが最も多い。発生部位により筋層内筋腫、漿膜下筋腫、粘膜下筋腫に分類される。
3. [正解]子宮筋腫は不妊症の原因となる。筋腫が子宮内腔を変形させたり、卵管開口部を圧迫したり、着床を妨げたりすることで受精や妊娠の成立を阻害する。特に粘膜下筋腫は子宮内腔に突出するため、着床障害や不妊の原因となりやすい。教科書の月経異常の項に「子宮筋腫で過多月経や月経困難症の強い場合には、手術を考慮する」と記載されている。
4. [誤り]子宮筋腫は過多月経をきたすことが多い。子宮内膜面積の増大、子宮収縮力の低下、筋腫への血流増加などにより月経血量が増加する。教科書の月経異常の項に「子宮筋腫に伴う過多月経は40代に多い」と記載されている。過少月経ではなく過多月経が特徴的である。