1. [正解]子宮内膜症は子宮内膜組織が子宮外(卵巣・腹膜・ダグラス窩など)に存在する疾患である。月経時に異所性内膜も出血・炎症を起こすため、強い月経痛(月経困難症)を特徴的に呈する。進行すると骨盤内癒着を形成し、卵巣にチョコレート嚢胞(子宮内膜症性嚢胞)が生じる。不妊の原因にもなる。
2. [誤り]子宮後転症は子宮が後方に傾いた位置異常であるが、通常は月経痛の主要な原因とはならない。多くは無症状で経過する。
3. [誤り]慢性付属器炎は卵管・卵巣の慢性炎症で下腹部痛や腰痛を呈することがあるが、月経周期に一致した月経痛とは異なる。持続的または反復する骨盤痛が特徴である。
4. [誤り]子宮体癌の主症状は不正性器出血・過多月経・異常帯下であり、月経痛が主たる症状ではない。閉経後の不正出血が発見の契機となることが多い。