第13章 その他の領域 / D. 婦人科疾患
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Question
問題 1334 性器出血を起こさない疾患はどれか。
  1. 1子宮内膜症不正解
  2. 2卵巣嚢腫正解!
  3. 3子宮膣部びらん不正解
  4. 4子宮頸癌不正解
Explanation
解説
1. [誤り]子宮内膜症では異所性に存在する子宮内膜組織が月経周期に応じて増殖・出血を繰り返す。教科書には記載されていないが、過多月経、月経痛、性交痛などの症状があり、子宮外の内膜組織からの出血により性器出血(過多月経)を呈することがある。卵巣に発生したものはチョコレート嚢胞と呼ばれる。
2. [正解]卵巣嚢腫は卵巣に嚢胞性の腫瘤が形成される疾患であるが、通常は性器出血を起こさない。卵巣は子宮腔と直接つながっていないため、卵巣嚢腫からの出血があっても性器出血としては現れない。主症状は腹痛(茎捻転時)、腹部膨満感、圧迫症状などである。卵巣腫瘍が悪性化しても性器出血は通常みられない。
3. [誤り]子宮膣部びらんでは子宮頸部の粘膜が脆弱となり、性交時などの機械的刺激によって接触出血を起こしやすい。表面の円柱上皮が露出して赤くただれたように見える状態であり、軽微な刺激で出血する。
4. [誤り]子宮頸癌では腫瘍組織からの出血により不正性器出血が生じる。教科書には「進行すると、不正性器出血、接触出血、帯下などがみられる」と明記されている。初期には自覚症状はないが、進行すると性器出血が主要な症状となる。
Key Points
ポイント
  • 卵巣嚢腫は卵巣の嚢胞性疾患であり、子宮腔と直接つながっていないため性器出血を起こさない。
  • 子宮内膜症、子宮膣部びらん、子宮頸癌はいずれも性器出血(不正出血または接触出血)を起こす。
  • 重要用語: 卵巣嚢腫, 性器出血, 子宮内膜症, 子宮頸癌, 不正性器出血 を正確に理解しておくこと。
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