第13章 その他の領域 / C. 麻醉科
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Question
問題 1332 硬膜外麻酔について正しいのはどれか。
  1. 1局所麻酔薬をくも膜下腔に注入する。不正解
  2. 2出血性素因のある患者でも安全に行える。不正解
  3. 3頸部に用いることができる。正解!
  4. 4効果発現は脊椎麻酔よりも早い。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]局所麻酔薬をクモ膜下腔に注入するのは脊椎麻酔(脊髄クモ膜下麻酔)であり、硬膜外麻酔は硬膜外腔に注入する。教科書には「硬膜外腔に比較的多くの局所麻酔薬を注入することによって脊髄神経伝達を可逆的に遮断する方法である」と明記されている。両者は投与部位が異なる別の麻酔法である。
2. [誤り]出血性素因がある場合は硬膜外血腫形成のリスクがあり、硬膜外麻酔の禁忌である。教科書には「禁忌: 穿刺部位の感染、血液凝固系の異常、出血性ショックなどである」と明記されている。硬膜外血腫により脊髄圧迫が生じ、重篤な神経障害をきたす危険があるため、安全ではない。
3. [正解]硬膜外麻酔は頸部に用いることができる。教科書には「硬膜外麻酔は、穿刺部位や麻酔範囲によって、頸部、胸部、腰部、仙骨に分類される。頸椎から仙椎領域まで投与できることが脊髄クモ膜下麻酔と異なる利点である」と明記されている。脊髄クモ膜下麻酔は第2腰椎以下に限定されるが、硬膜外麻酔は頸部から仙骨部まで広範囲に施行可能である。
4. [誤り]硬膜外麻酔の効果発現は脊椎麻酔よりも遅い。教科書には「効果発現は脊髄クモ膜下麻酔よりも遅く10~15分かかる」と明記されている。脊髄クモ膜下麻酔では局所麻酔薬注入後約10分で無痛が得られるのに対し、硬膜外麻酔では薬剤が硬膜外腔から神経根へ浸透するのに時間がかかるため、効果発現が遅い。
Key Points
ポイント
  • 硬膜外麻酔は硬膜外腔に局所麻酔薬を注入し、頸部から仙骨部まで広範囲に施行可能である。
  • 脊髄クモ膜下麻酔との違いは投与部位(硬膜外腔 vs クモ膜下腔)と施行可能範囲(頸部~仙骨 vs 腰部以下のみ)である。
  • 重要用語: 硬膜外麻酔, 硬膜外腔, 頸部~仙骨, 効果発現10~15分, 禁忌 を正確に理解しておくこと。
麻酔法投与部位施行可能範囲効果発現時間
脊髄クモ膜下麻酔クモ膜下腔第2腰椎~第1仙椎約10分
硬膜外麻酔硬膜外腔**頸部~仙骨**10~15分
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