1. [誤り]鎖骨は上半身(上肢帯)にあり、脊椎麻酔の効果範囲外である。鎖骨骨折の手術には全身麻酔または腕神経叢ブロック(鎖骨上法など)が必要となる。脊椎麻酔は下半身の手術に適応されるため、上半身の鎖骨骨折には使用できない。
2. [誤り]上腕骨は上肢にあり、脊椎麻酔では対応できない。上腕骨骨折の手術には全身麻酔または腕神経叢ブロック(斜角筋間法、鎖骨上法、腋窩法など)が適応となる。教科書にも「腕神経叢ブロック」の適応として「上肢の手術」が記載されている。
3. [誤り]肋骨は胸部にあり、脊椎麻酔の効果範囲外である。肋骨骨折の手術には全身麻酔または肋間神経ブロックが適応となる。教科書には「肋間神経ブロック」の適応として「肋間神経痛、帯状疱疹、ヘルペス後疼痛、脊椎および脊髄腫瘍、椎弓の骨折時の除痛」が記載されている。
4. [正解]大腿骨は下肢にあり、脊椎麻酔で手術が可能である。教科書には脊椎麻酔(脊髄クモ膜下麻酔)の「適応: 薬物の投与部位が第2腰椎から第1仙椎間に限定されることから、下腹部、会陰、下肢の手術に適する」と明記されている。大腿骨骨折の手術は下肢の手術であり、脊椎麻酔で十分に実施可能である。