第13章 その他の領域 / B. 一般外科
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Question
問題 1315 熱傷について正しい記述はどれか。
  1. 1低温熱傷は第1 度である。不正解
  2. 2全層熱傷は第2 度である。不正解
  3. 3熱傷面積は重症度の判定に用いられる。正解!
  4. 4重症熱傷では循環血漿量が増加する。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]低温熱傷は湯たんぽやカイロなど44〜50℃程度の比較的低温の熱源に長時間接触して生じるものである。表面は軽度に見えても深部まで損傷が及んでおり、実際にはII度深達性〜III度(全層熱傷)に相当することが多い。I度にとどまることは少ない。
2. [誤り]全層熱傷(皮膚全層の凝固壊死)はIII度熱傷に分類される。II度熱傷は真皮に達する損傷で水疱形成が特徴であるが、全層には至らない。III度では創面が蒼白・乾燥し、痛覚も消失する。
3. [正解]熱傷面積は重症度判定の最も重要な因子の一つである。「9の法則」や「手掌法」で受傷面積を体表面積に対する割合として算出する。II度以上の熱傷が体表面積の15%を超えるとショックの危険性が高まり、広範囲熱傷として早期の輸液療法が必要となる。深達度とともに重症度を決定する。
4. [誤り]重症熱傷では血管透過性が亢進し、大量の血漿成分が血管外(組織間質)へ漏出するため、循環血漿量は増加ではなく減少する。これにより循環血液量が不足し、熱傷ショック(hypovolemic shock)に陥る危険がある。
Key Points
ポイント
  • 熱傷の重症度は「受傷面積」と「深達度」の両方で判定される。面積は9の法則や手掌法で算出する。
  • 低温熱傷は見た目の軽さに反して深達性(III度相当)であること、重症熱傷では循環血漿量が減少することを区別すること。
  • 重要用語: 熱傷面積, 9の法則, 低温熱傷, 循環血漿量減少 を正確に理解しておくこと。
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