第13章 その他の領域 / B. 一般外科
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Question
問題 1313 「20歳の男性。10日前、バイク事故により頸椎を損傷し脊髄損傷となった。上肢下肢に麻痺がある。」この患者で現在みられないのはどれか。
  1. 1はき16-77 この患者で現在みられないのはどれか。不正解
  2. 21.呼吸障害不正解
  3. 32.血圧の変動不正解
  4. 43.消化性潰瘍正解!
Explanation
解説
1. [誤り]上位頸髄損傷では横隔神経(C3〜C5)が障害されるため呼吸障害が生じうる。受傷10日後の急性期でも呼吸障害は持続しており、人工呼吸管理が必要になることもある。
2. [誤り]脊髄損傷の急性期では自律神経障害により血圧変動がみられる。交感神経系の遮断による低血圧や、自律神経過反射による突発的な血圧上昇が生じうる。体位変換時の起立性低血圧も問題となる。
3. [誤り]中枢神経障害に伴うストレス反応として消化性潰瘍(クッシング潰瘍)が急性期に生じうる。脊髄損傷では消化管運動の低下や麻痺性イレウスも起こりうる。
4. [正解]受傷10日後は脊髄ショック期にあり、損傷高位以下は弛緩性麻痺を呈する。痙性麻痺(上位運動ニューロン障害による痙縮や腱反射亢進)は脊髄ショック離脱後(通常数週間〜数か月後)に出現するものであり、受傷10日の時点ではまだみられない。脊髄ショック期では深部腱反射は消失している。
Key Points
ポイント
  • 脊髄損傷の急性期(脊髄ショック期)では弛緩性麻痺を呈し、痙性麻痺はまだ出現しない。ショック離脱後に痙縮・腱反射亢進が出現する。
  • 脊髄ショック期の特徴: 弛緩性麻痺、深部腱反射消失、膀胱直腸障害(尿閉)、自律神経障害(血圧変動・体温調節障害)。
  • 重要用語: 脊髄ショック, 弛緩性麻痺, 痙性麻痺, クッシング潰瘍 を正確に理解しておくこと。
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