1. [誤り]出血性ショックでは循環血液量の減少により心拍出量が低下し、脈拍は微弱となる。同時に交感神経系の賦活により頻脈を呈し、脈拍は速くて弱い状態(速脈・微弱脈)となる。
2. [正解]出血性ショックでは交感神経系の亢進による末梢血管収縮のため、皮膚は蒼白で冷汗を呈し、皮膚温は低下する(cold shock)。皮膚温上昇がみられるのは敗血症性ショック(細菌性ショック)の初期段階で、エンドトキシンの作用により血管が拡張し皮膚が温かくなる(warm shock)。この違いはショックの鑑別において重要である。
3. [誤り]循環血液量の減少に直接起因して血圧は低下する。収縮期血圧90〜100mmHg以下でショックの可能性を考え、50mmHg以下では心肺蘇生法の適応となりうる。
4. [誤り]組織への酸素供給が低下し代謝性アシドーシスが進行するため、呼吸性の代償として呼吸が促進(過呼吸)する。一般にショックでは呼吸は速く浅くなる。