第13章 その他の領域 / B. 一般外科
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Question
問題 1301 熱傷について誤っている記述はどれか。
  1. 1第1 度は表皮のみの損傷である。不正解
  2. 2第2 度では水疱を生じる。不正解
  3. 3第3 度では皮膚移植が必要となる。不正解
  4. 4低温熱傷は治りやすい。正解!
Explanation
解説
1. [誤り]I度熱傷は表皮基底層と真皮乳頭層の炎症にとどまる損傷で、発赤・疼痛を呈するが水疱は形成しない。数日で炎症が消退し瘢痕を残さず治癒する。
2. [誤り]II度熱傷は真皮に達する損傷であり、水疱形成が特徴的な所見である。浅達性II度は1〜2週間で上皮化するが、深達性II度は上皮化に3〜4週間を要し肥厚性瘢痕を残す。
3. [誤り]III度熱傷は皮膚全層の凝固壊死であり、創面は蒼白・乾燥して痛覚もない。自然上皮化は困難であるため、壊死組織を除去した上で植皮による創閉鎖が原則となる。
4. [正解]低温熱傷は湯たんぽやカイロなど比較的低温(44〜50℃程度)の熱源に長時間接触することで生じる。表面の変化は軽度に見えるが、長時間の熱作用により深部まで損傷が及んでいることが多く、実際にはII度深達性〜III度に相当し、治りにくい。低温熱傷は見た目に反して重症であることが臨床上の注意点である。
Key Points
ポイント
  • 低温熱傷は見た目と実際の深達度に乖離があり、深部まで損傷が及んでいるため治りにくい。
  • I度=発赤のみ、II度=水疱形成、III度=皮膚全層壊死(蒼白・無痛)と深達度で症状が異なる。
  • 重要用語: 低温熱傷, 深達度分類, 植皮術, 水疱形成 を正確に理解しておくこと。
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