1. [正解]心肺蘇生術で最初に行うべき処置は気道確保(Airway)である。教科書には心肺蘇生術のABCとして、「気道確保(airway; A)と呼吸の確保(breathing; B. 必要なら挿管して人工呼吸器につなぐ)、そして心停止があればただちに心マッサージを行う(circulation; C)」と記載されている。気道が閉塞していると人工呼吸が有効に行えないため、まず気道確保が最優先される。頭部後屈顎先挙上法で気道を開通させる。
2. [誤り]除細動は心電図モニターで心室細動が確認された場合に行う処置であり、最初に行うべき処置ではない。教科書には「DEF」として、drug(昇圧薬など)、ECG(心電図モニター)、fibrillation(除細動)がABCの後に考慮されると記載されている。最近ではAEDの普及により除細動の重要性が高まっているが、気道確保が最初である。
3. [誤り]心マッサージ(胸骨圧迫)はABCのC(Circulation)であり、気道確保(A)と人工呼吸(B)の後に行う処置である。教科書には「心臓マッサージの回数は、最近ではアメリカ心臓協会2005年版心肺蘇生ガイドラインに準じて「1分間に100回、強く早く押す」ことが推奨される」と記載されている。
4. [誤り]人工呼吸はABCのB(Breathing)であり、気道確保(A)の後に行う処置である。教科書には「心臓マッサージ30回に2回、1回が1秒程度で素早く吹き込む」と記載されており、気道が確保されていないと有効に行えない。下顎を挙上し頭部を後屈させることで気道を開通させてから人工呼吸を行う。