1. [誤り]JCS 3はI桁(刺激しないでも覚醒している)の範囲であり、「自分の名前、生年月日が言えない(見当障害がある)」状態を示す。だいたい意識清明だが、いまひとつはっきりしない軽度の意識障害である。大声で呼びかける必要はなく、すでに覚醒している状態である。
2. [誤り]JCS 10はII桁(刺激すると覚醒する)の最も軽い状態で、「普通の呼びかけで容易に開眼する」状態である。合目的な運動(「右手を握れ、離せ」などの命令に対し)をするし、言葉も出るが間違いが多い。大声や体を揺さぶる必要はなく、普通の声で十分である。
3. [正解]JCS 20は「大きな声または身体を揺さぶることにより開眼する」状態である。教科書の表13-4(日本昏睡尺度)に明記されており、II桁(刺激すると覚醒する)の中等度の意識障害に相当する。普通の呼びかけでは反応せず、より強い刺激(大声や体動揺)が必要な状態である。
4. [誤り]JCS 30はII桁の最も重い状態で、「痛み刺激を加えつつ呼びかけを繰り返すと、かろうじて開眼する」状態である。大声や体を揺さぶるだけでは不十分で、痛み刺激を併用してようやく開眼する、より重度の意識障害である。