1. [誤り]遺尿(おねしょ)は小児神経症の代表的な症状である。小児夜尿症として教科書にも記載されており、心理的ストレスや不安によって悪化することがある。多量遺尿型や排尿機能未熟型があり、生活指導や薬物療法で対処する。
2. [誤り]指しゃぶりは小児の不安や緊張に対する退行的行動として神経症でみられる。不安神経症の児童では、養育者から離れられない、不登校、睡眠障害などとともに、このような退行行動が観察されることがある。
3. [正解]昏睡は意識レベルの高度な障害であり、脳炎、脳症、重症感染症、頭部外傷などの器質的疾患で出現する重篤な症状である。小児神経症は心理的・機能的な障害であり、不安や恐怖のために身体症状(食欲不振、悪心、腹痛、頭痛、発汗など)を呈するが、昏睡のような重篤な意識障害をきたすことはない。したがって、小児神経症の症状としては適切でない。
4. [誤り]痙攣は心因性の場合があり、小児神経症の症状として出現しうる。不安神経症では焦燥感、注意集中困難、緊張、不穏などとともに、心因性の痙攣様発作がみられることがある。ただし、器質的な痙攣性疾患(てんかんなど)との鑑別が重要である。