1. [正解]全身性硬化症(強皮症)では皮膚硬化の初期段階として手指の浮腫性腫脹がみられ、ソーセージ様手指と呼ばれる。四肢末梢部から対称性に体幹へ硬化が広がり、やがて顔面は仮面様になる。この手指の浮腫性変化は強皮症を疑う重要な初期所見である。
2. [誤り]陰部潰瘍はベーチェット病の四大主症状の一つであり、SLEの特徴的所見ではない。SLEでは蝶形紅斑(バタフライラッシュ)が特徴的な皮膚所見である。
3. [誤り]ヘリオトロープ疹(上眼瞼の浮腫を伴った紫紅色の紅斑)は皮膚筋炎に特徴的な所見であり、ベーチェット病ではない。ベーチェット病の眼症状はぶどう膜炎である。
4. [誤り]蝶形紅斑は全身性エリテマトーデス(SLE)の特徴的皮膚所見であり、皮膚筋炎ではない。皮膚筋炎ではヘリオトロープ疹やゴットロン徴候(手指関節背面の紫紅色丘疹)がみられる。