第12章 リウマチ性疾患・膠原病 / B. 膠原病
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Question
問題 1276 膠原病と所見の組合せで誤っているのはどれか。
  1. 1ベーチェット病 ————— 口腔粘膜のアフタ性潰瘍不正解
  2. 2多発性筋炎 ——————— 遠位筋の筋力低下正解!
  3. 3全身性硬化症 —————— 手指のレイノー現象不正解
  4. 4シェーグレン症候群 ——— ドライアイ不正解
Explanation
解説
1. [誤り]ベーチェット病では口腔粘膜の再発性アフタ性潰瘍が四大主症状の一つであり、ほぼ全例にみられる。繰り返し出現する有痛性の潰瘍が特徴で、最も頻度が高い症状である。
2. [正解]多発性筋炎では近位筋群(上腕・大腿・肩・腰帯筋など体幹に近い筋)の対称性筋力低下が特徴であり、遠位筋の筋力低下は特徴的ではない。近位筋優位の筋力低下により、階段昇降困難・腕の挙上困難などが初発症状として現れやすい。
3. [誤り]全身性硬化症(強皮症)ではレイノー現象がしばしば初発症状としてみられる。寒冷刺激やストレスにより手指の細小血管の攣縮が生じ、白色→暗紫色→紅潮と色調が変化する。全身性硬化症患者の約90%以上にみられる。
4. [誤り]シェーグレン症候群は涙腺と唾液腺の慢性炎症により分泌機能が低下する自己免疫疾患であり、涙腺障害によるドライアイ(乾燥性角結膜炎)と唾液腺障害によるドライマウスが二大症状である。
Key Points
ポイント
  • 多発性筋炎の筋力低下は「近位筋」が正しく、「遠位筋」は誤り。近位筋群の対称性筋力低下が最大の臨床的特徴である
  • 各膠原病の特徴的所見を組合せで確実に記憶することが重要
  • 重要用語: 多発性筋炎, 近位筋筋力低下, レイノー現象, アフタ性潰瘍, ドライアイ を正確に理解しておくこと。
膠原病特徴的所見
ベーチェット病口腔粘膜アフタ性潰瘍、ぶどう膜炎
多発性筋炎近位筋の対称性筋力低下
全身性硬化症レイノー現象、皮膚硬化
シェーグレン症候群ドライアイ、ドライマウス
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