1. [正解]本症例は48歳女性で朝のこわばり、PIP関節から始まる左右対称性の多関節炎という典型的な関節リウマチの臨床像を示している。関節リウマチの診断にはリウマトイド因子(RF)の測定が有用であり、約70~80%で陽性となる。RFはIgGのFc部分に対する自己抗体である。
2. [誤り]LE細胞は全身性エリテマトーデス(SLE)の所見であり、LE細胞現象で確認される。本症例では光過敏がなく蝶形紅斑の記載もないためSLEは考えにくい。
3. [誤り]抗Jo-1抗体は多発性筋炎/皮膚筋炎に特異的な自己抗体(抗アミノアシルtRNA合成酵素抗体)である。本症例では筋力低下やヘリオトロープ疹などの筋炎症状の記載がない。
4. [誤り]抗Scl-70抗体(抗トポイソメラーゼI抗体)は全身性硬化症(強皮症)のマーカーである。本症例では嚥下障害がなく皮膚硬化やレイノー現象の記載もないため強皮症は否定的である。