第12章 リウマチ性疾患・膠原病 / B. 膠原病
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Question
問題 1273 全身性エリテマトーデスについて正しいのはどれか。
  1. 1関節変形がみられる。不正解
  2. 2高齢女性に発症頻度が高い。不正解
  3. 3血清補体価上昇を認める。不正解
  4. 4白血球数減少がみられる。正解!
Explanation
解説
1. [誤り]SLEの関節炎は非破壊性(非びらん性)であり、関節リウマチのような関節の破壊や変形はみられない。約80%に関節痛がみられるが、骨びらんや関節変形には至らない点が関節リウマチとの大きな鑑別点である。
2. [誤り]SLEは20~40代の若年女性に好発し、男女比は1:9~10と圧倒的に女性に多い。高齢女性ではなく妊娠可能年齢の女性に発症頻度が高い疾患である。
3. [誤り]SLEでは自己抗体と自己抗原から形成された免疫複合体が補体を消費するため、血清補体価は低下する。補体価の低下は疾患活動性の指標としても用いられ、上昇ではなく低下が特徴的所見である。
4. [正解]SLEでは自己抗体による血球破壊や骨髄抑制により白血球数減少がみられる。白血球減少(4,000/μL以下)やリンパ球減少(1,500/μL以下)はSLEの分類基準にも含まれる重要な血液学的所見である。貧血や血小板減少も高頻度にみられる。
Key Points
ポイント
  • SLEの血液検査所見として、白血球減少・リンパ球減少・貧血・血小板減少がみられ、いずれも自己免疫機序による血球破壊が原因である
  • 血清補体価は免疫複合体の消費により低下し、疾患活動性のモニタリングに用いられる
  • SLEの関節症状は非破壊性であり、関節リウマチのような関節変形をきたさない点が重要な鑑別ポイント
  • 重要用語: SLE, 白血球減少, 補体低下, 非破壊性関節炎, 若年女性好発 を正確に理解しておくこと。
検査所見SLEでの変化機序
白血球数減少自己抗体による破壊
血清補体価低下免疫複合体による消費
抗核抗体陽性自己免疫機序
赤沈亢進慢性炎症
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