1. [誤り]関節リウマチでは慢性炎症に伴う貧血(ACD: anemia of chronic disease、慢性疾患に伴う貧血)により赤血球数は減少する。炎症性サイトカインによるヘプシジン上昇が鉄利用障害を引き起こし、正球性正色素性貧血を呈する。赤血球産生抑制も一因となる。
2. [誤り]CRP(C反応性蛋白)は炎症マーカーであり、関節リウマチの活動期には陽性となる。炎症の程度や疾患活動性の評価に有用で、治療効果判定にも用いられる。関節リウマチでは病勢に応じてCRPが上昇する。
3. [正解]関節リウマチでは炎症反応により血小板は反応性に増加(血小板増多)するのが一般的である。血小板減少はみられず、むしろ炎症マーカーとして血小板数が上昇する。血小板減少はSLE(全身性エリテマトーデス)やフェルティ症候群(RA+脾腫+白血球減少)でみられる。
4. [誤り]赤沈値(赤血球沈降速度)は慢性炎症を反映して促進する。炎症により血漿蛋白(特にフィブリノゲン)が増加し、赤血球の凝集が亢進して沈降速度が速くなる。関節リウマチの疾患活動性の指標として用いられる。