第12章 リウマチ性疾患・膠原病 / A. リウマチ性疾患
1 / 3
Question
問題 1212 関節リウマチで誤っている記述はどれか。
  1. 1朝のこわばりがみられる。不正解
  2. 2発症は女性に多い。不正解
  3. 3発症は20~40 歳代に多い。不正解
  4. 4多発性の化膿性関節炎がみられる。正解!
Explanation
解説
1. [誤り]関節リウマチでは朝のこわばりが最も特徴的な初期症状である。起床時に関節が硬く動かしにくく、30分以上(診断基準では1時間以上)持続し、6週以上続くことが診断基準の一つである。関節内の炎症性滑膜液貯留が原因で、日中の活動により徐々に改善する。
2. [誤り]関節リウマチは女性に多く、男女比は約1:3〜4である。女性ホルモン(エストロゲン)が自己免疫反応を促進する可能性が指摘されている。閉経前後の女性での発症が多く、妊娠中は症状が軽快し、産後に悪化する傾向がある。
3. [誤り]関節リウマチの好発年齢は20〜40歳代(教科書では20〜50代)の比較的若年成人である。特に30〜50歳代の女性に最も多く発症する。小児期(若年性特発性関節炎)や高齢者でも発症するが、中年期が最多である。
4. [正解]関節リウマチは自己免疫機序による非化膿性の慢性滑膜炎であり、多発性の化膿性関節炎はみられない。化膿性関節炎は細菌(黄色ブドウ球菌など)の関節内感染により急性に発症し、関節内に膿が貯留する別の疾患である。関節リウマチでは滑膜液は炎症性だが無菌性である。
Key Points
ポイント
  • 関節リウマチは非化膿性の慢性滑膜炎であり、化膿性関節炎(細菌感染)とは病態が全く異なる
  • 化膿性関節炎は単関節に急性発症する感染症で、発熱・激痛・関節穿刺で膿が特徴的
  • 関節リウマチの3大特徴は、朝のこわばり、女性優位(男女比1:3〜4)、20〜50歳代好発である
  • 重要用語: 非化膿性滑膜炎, 化膿性関節炎, 朝のこわばり, 自己免疫疾患, 細菌感染 を正確に理解しておくこと。
◀ 前の問題 ☰ 目次 次の問題 ▶