1. [誤り]変形性関節症は加齢や過度の力学的負荷に伴う関節軟骨の退行性変化(変性・摩耗)が本態である。軟骨基質の減少、軟骨細胞の変性により、関節軟骨が徐々に破壊される。一次性(加齢性)と二次性(外傷・肥満等)に分類される。
2. [誤り]膝関節や股関節など荷重関節に好発する。体重による力学的負荷が大きい関節ほど軟骨の摩耗が進みやすい。特に膝関節が最多で、次いで股関節、手指のDIP関節(ヘバーデン結節)、PIP関節(ブシャール結節)などにも生じる。
3. [誤り]運動開始時痛(starting pain)は変形性関節症の初期に最も特徴的な症状である。動き始めに痛みが強く、しばらく動くと軽快するのが特徴で、関節内の軽度の炎症と関節液の粘性低下が原因とされる。進行すると持続痛や夜間痛も出現する。
4. [正解]変形性関節症では関節強直は起こしにくい。関節可動域制限は生じるが、関節が完全に固定される強直は通常みられない。一方、関節リウマチでは慢性滑膜炎による関節破壊が進行すると、線維性強直や骨性強直をきたす。両者の鑑別点として重要である。