第12章 リウマチ性疾患・膠原病 / A. リウマチ性疾患
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Question
問題 1208 関節リウマチでみられないのはどれか。
  1. 1スワンネック変形不正解
  2. 2ボタン穴変形不正解
  3. 3デュピュイトレン拘縮正解!
  4. 4尺側偏位不正解
Explanation
解説
1. [誤り]スワンネック変形はPIP関節(近位指節間関節)の過伸展とDIP関節(遠位指節間関節)の屈曲を特徴とする手指変形で、関節リウマチに最も特徴的な変形の一つである。関節破壊と腱・靱帯の不均衡により生じる。白鳥の首に似た外観を呈する。
2. [誤り]ボタン穴変形(ボタニエール変形)はPIP関節の屈曲とDIP関節の過伸展を特徴とし、関節リウマチに特徴的な手指変形である。PIP関節の伸筋腱中央索の断裂により、PIP関節がボタン穴から突出したような外観を呈する。
3. [正解]デュピュイトレン拘縮は手掌腱膜(手掌筋膜)の線維性肥厚と短縮による手指の屈曲拘縮である。関節そのものの病変ではなく、腱膜の変化が原因で、環指・小指に好発する。糖尿病、アルコール性肝障害、外傷との関連が指摘され、関節リウマチとは病態が異なる。
4. [誤り]尺側偏位はMP関節(中手指節関節)で手指が尺側(小指側)に偏位する変形で、関節リウマチの最も特徴的な変形の一つである。関節破壊と腱の偏位により、手指全体が尺側に傾く外観を呈する。
Key Points
ポイント
  • 関節リウマチの特徴的手指変形は、スワンネック変形、ボタン穴変形、尺側偏位の3つであり、これらは関節破壊と腱・靱帯の不均衡による
  • デュピュイトレン拘縮は手掌腱膜の線維化による屈曲拘縮で、関節病変ではなく関節リウマチとは無関係
  • スワンネックとボタン穴変形は、PIP関節とDIP関節の伸展・屈曲の組み合わせが逆であることを区別する
  • 重要用語: スワンネック変形, ボタン穴変形, 尺側偏位, デュピュイトレン拘縮, 手掌腱膜 を正確に理解しておくこと。
変形PIP関節DIP関節原因・特徴
スワンネック変形過伸展屈曲関節リウマチに特徴的
ボタン穴変形屈曲過伸展関節リウマチに特徴的
尺側偏位--MP関節で尺側へ偏位(RA特徴的)
デュピュイトレン拘縮--手掌腱膜の線維化(RAと無関係)
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