1. [誤り]朝のこわばりは関節リウマチの最も重要な初期症状の一つであり、アメリカリウマチ協会(ACR)の診断基準にも含まれる。起床時に1時間以上持続し、6週以上続くことが診断基準である。関節内の炎症性浸出液貯留が原因で、日中の活動により徐々に改善する。
2. [誤り]関節の強直は関節リウマチの進行期に関節破壊が高度に進行した結果として生じる。滑膜炎による関節軟骨・骨の破壊が進むと、線維性強直や骨性強直をきたし、関節可動域が完全に消失する。特に手関節や足関節に生じやすい。
3. [誤り]対称性関節腫脹は関節リウマチの最も特徴的な所見であり、診断基準の一つである。左右対称性に同じ関節が同時期に腫脹することが特徴で、手指のPIP関節、MP関節、手関節などに好発する。この対称性分布が他の関節炎との鑑別に重要である。
4. [正解]関節血腫は血友病に特徴的な所見であり、関節リウマチでは通常みられない。血友病では凝固因子欠乏により軽微な外傷で関節内出血を繰り返し、血腫形成から慢性的な関節破壊(血友病性関節症)をきたす。関節リウマチは炎症性滑膜液の貯留はあるが血腫形成はない。