第12章 リウマチ性疾患・膠原病 / A. リウマチ性疾患
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Question
問題 1206 慢性関節リウマチの診断基準にないのはどれか。
  1. 1朝のこわばり不正解
  2. 23 つ以上の関節の腫れ不正解
  3. 3レイノー現象正解!
  4. 4皮下結節不正解
Explanation
解説
1. [誤り]朝のこわばりが1時間以上持続し、6週以上続くことは関節リウマチのアメリカリウマチ協会(ACR)診断基準の一つである。起床時の関節のこわばりは炎症性関節炎の特徴的症状で、関節内の炎症性浸出液貯留が原因である。
2. [誤り]3つ以上の関節領域に腫脹がみられ、6週以上持続することは診断基準の一つである。関節領域とはPIP、MP、手関節、肘、膝、足関節、MTP関節などを指し、多関節性・対称性の分布が特徴である。医師による触診で確認される。
3. [正解]レイノー現象は関節リウマチの診断基準には含まれない。レイノー現象(寒冷刺激等で手指が白→暗紫色→紅潮と変色)は全身性硬化症(強皮症)や混合性結合組織病などに特徴的な所見である。悪性関節リウマチでは血管炎によりレイノー現象が出現することもあるが、診断基準ではない。
4. [誤り]皮下結節(リウマトイド結節)は関節リウマチの診断基準の一つである。肘頭、後頭部、アキレス腱などの骨突出部に好発する無痛性の硬い腫瘤で、病理学的にはフィブリノイド壊死を中心とする肉芽腫である。医師が触診で確認する。
Key Points
ポイント
  • ACR診断基準(1987年改訂)の7項目は、①朝のこわばり(1時間以上)、②3領域以上の関節炎、③手関節・MCP・PIP関節の腫脹、④対称性関節炎、⑤皮下結節、⑥リウマトイド因子陽性、⑦X線変化であり、4項目以上で診断
  • レイノー現象は強皮症の特徴的所見であり、関節リウマチとの鑑別に重要
  • 皮下結節の存在はRAの予後不良因子の一つでもある
  • 重要用語: ACR診断基準, レイノー現象, リウマトイド結節, 強皮症, 朝のこわばり を正確に理解しておくこと。
診断基準項目内容期間
朝のこわばり1時間以上6週以上
3関節領域以上の腫脹医師の触診で確認6週以上
手関節・MCP・PIP関節の腫脹いずれかの腫脹6週以上
対称性関節腫脹両側性6週以上
皮下結節骨突出部-
リウマトイド因子陽性血清検査-
X線変化骨びらん等-
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