1. [誤り]関節リウマチは自己免疫機序による慢性関節炎である。自己の免疫系が関節滑膜を攻撃して慢性炎症を引き起こす疾患であり、尿酸代謝障害とは病態生理学的に無関係である。リウマトイド因子などの自己抗体が関与する。
2. [正解]痛風は血中尿酸値の上昇(高尿酸血症:7.0mg/dL以上)により尿酸ナトリウム結晶が関節腔内に沈着して急性関節炎を起こす疾患である。第1中足趾節関節(母趾の付け根)に最も好発し、夜間から早朝に突然激烈な疼痛・発赤・腫脹・熱感を呈する。白血球が尿酸結晶を貪食して炎症反応が惹起される。
3. [誤り]変形性関節症は加齢や過度の負荷による関節軟骨の変性・摩耗を主体とする退行性疾患である。軟骨のすり減りにより骨棘形成や関節変形をきたすが、尿酸代謝とは関与しない。膝関節や股関節などの荷重関節に好発する。
4. [誤り]乾癬性関節炎は皮膚疾患の乾癬に合併する関節炎で、免疫異常による炎症性疾患である。DIP関節の腫脹やソーセージ様指趾が特徴的で、尿酸代謝障害とは無関係である。HLA-B27との関連が指摘されている。