第12章 リウマチ性疾患・膠原病 / A. リウマチ性疾患
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Question
問題 1204 慢性関節リウマチの症状で誤っているのはどれか。
  1. 1朝のこわばり不正解
  2. 2対称性の関節の腫れ不正解
  3. 3皮下結節不正解
  4. 4指DIP関節の腫れ正解!
Explanation
解説
1. [誤り]朝のこわばりは関節リウマチの最も特徴的な初期症状である。起床時に手指を中心とした関節が動かしにくく、通常30分以上(診断基準では1時間以上)持続する。関節内の炎症性浸出液貯留が原因で、日中の活動により徐々に改善する。
2. [誤り]関節リウマチでは両側対称性に多関節が腫脹するのが最大の特徴である。特に手指のPIP関節、MP関節、手関節に好発し、左右同じ関節が同時期に腫脹する。この対称性分布が診断の重要な手がかりとなる。
3. [誤り]リウマトイド結節(皮下結節)は肘頭、後頭部、アキレス腱などの圧迫部位にみられる無痛性の硬い腫瘤で、関節リウマチの診断基準の一つである。病理学的にはフィブリノイド壊死を中心とする肉芽腫性病変である。
4. [正解]関節リウマチではDIP関節(遠位指節間関節)は通常侵されない。主にPIP関節やMP関節が障害される。DIP関節の腫脹は変形性関節症のヘバーデン結節に特徴的である。この違いは鑑別診断上重要である。
Key Points
ポイント
  • 関節リウマチの侵される関節はPIP関節、MP関節が主体で、DIP関節は通常侵されないことが鑑別診断の重要ポイント
  • DIP関節腫脹はヘバーデン結節(変形性関節症)、PIP関節腫脹はブシャール結節(変形性関節症)またはRA、両者の鑑別が必須
  • 朝のこわばり(1時間以上)、対称性関節腫脹、皮下結節は関節リウマチの診断基準に含まれる典型的症状である
  • 重要用語: DIP関節, PIP関節, MP関節, ヘバーデン結節, リウマトイド結節 を正確に理解しておくこと。
関節関節リウマチ変形性関節症
DIP関節侵されない侵される(ヘバーデン結節)
PIP関節侵される侵される(ブシャール結節)
MP関節侵される通常侵されない
分布対称性非対称性
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